治療用ミルク(特殊ミルク)って?
先天性代謝異常症の患者さんの中にはお世話になっている・お世話になったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
特殊ミルクとも呼ばれるこのミルクは数十種類が存在します。そして様々な疾患に合わせ、それぞれに特殊な成分調整が施されています。
そのため、産まれつき特定の成分の代謝が苦手な代謝異常症患者であっても、安心して飲める貴重な栄養源なのです。
知っていますか?ミルクのコスト
1980年からスタートした特殊ミルク共同安全開発事業は、国の補助と乳業メーカーの協力のもと、30年以上に渡り安定供給のため尽力くださっています。そのおかげで私たち先天性代謝異常症の患者は無料で利用することができています。
でも、数万人から数十万人に一人の患者のために特殊なミルクを何種類も作るには、莫大なコストがかかっています。
あえて金銭的価値で表すとすれば、治療用ミルク1缶=数万円といっても大げさではありません。
どんな問題があるの?
マススクリーニングの普及や医学の進歩によって、患者さんは年々増加の傾向にあります。
同時に乳業メーカーの金銭的&実務的な負担も増しており、負担額は数億円とも言われています。
このままメーカーの善意に頼っているシステムでは、これからも安定的に供給を受けられるという保障はなく、安心して治療用ミルクを利用できる仕組み作りが望まれています。
治療用ミルク応援プロジェクト
当会ではこの問題を重く見て、「治療用ミルク応援プロジェクト」に参加しております。
この団体は治療用ミルクを利用している疾患の患者会が集まって発足し、活動を行っております。皆さま、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。
http://www.meiji.co.jp/csr/society/s_milk/s_milk01.html
私たちのために治療用ミルク(特殊ミルク)を作り続けてくださっている明治さんのページです。
治療用ミルクについて詳しく紹介されています。
Copyright© 2005-2024 HIDAMARITANPOPO All Rights Reserved.
l
l
l
l